『千段』

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小説(中編・長編)
擬態[更新休止中]


『擬態・13』 (小説・中編)

2008.10.05  *Edit 

1/1,000


 とまあ。
 そんなこんなで、私は、王子様――つまり、大家さんの松本さん親子の『悪事の片棒を担ぐ』ことと相成った訳だが、これがなかなかどうして、思ったほどラクではなかった。

 まず。
 王様――じゃなかった、大家さんの松本さんのぎっくり腰が治るまでは、魔法が元に戻せないため(王子様は本当にちょっとしか魔法が使えないそうだ)、我が家の家具家電はちょいちょい動物に戻ってしまうのである。これも、なんか、こう、粘土細工なんかと一緒で「ある程度固まってしまえば魔法が解けても元には戻らない」のだそうである。モノにもよるけど、通常は1年くらいもすれば大体「固まる」んだそうだ。けど、私の部屋だけは、入居してまだ半年足らずなので、こんなことになってしまうんだそうだ。

「難しいとは思いますが、彼らが動物に戻ってしまっても、上月さんはなるべくそれに気付いていないふりをして下さい」
 と、王子様には言われた。
「ベッドの形をしている時でも、あれは、まだ、牛とベッドの意識が半々くらいの状態なのです。逆に言うと、牛の姿に戻ってしまっていても、そうと意識しなければ自分では分からない筈なのです。この間のペンギンのようにまだ動ける者達は少々厄介ではありますが、そうでない者は、無視をしておいて頂ければ、ばれません」

 ばれません、と言われても。
 いくら動物たち自身にばれなくても、私にばれてちゃどうしようもないと思うのだが。
 それに、牛のベッドくらいは兎も角、ペンギンのポットとか、セイウチの洗濯機とか、使えないし。

「いや、彼らが『元に戻っている』と自覚してしまうと、『固まる』のが余計遅れる可能性がありますから。もちろん、ご使用には差し支えるでしょうから、私がその都度、塩をかけに伺います。あれも、応急処置ですので、効果は保って精々一日です。つまり、毎日お宅にお伺いすることになってしまいますが」


 そう。
 ラクではないポイントその2は、毎日王子様がメンテに来る、というところだ。
 や。別に来てもいいんだけれど。
 部屋とか片づけないとならないし。
 お陰様で、戻ったその日の夜は徹夜で片づけをして、思わず午前中の授業をさぼってしまった。

 その翌日、王子様は約束通り、今度は洗面台の下からじゃなくて、ちゃんと玄関から入って来たのだけれど、それがまた、ちょっとした問題だった。





14に続く。





*

*

*

なんだ、さくさく書けてるじゃん!
と思ったところでまたさぼってしまった罠…
いやいや。頑張ります。
なんかもうずらずら説明のオンパレードになってしまいましたが。
もうすぐ終わりますので!!!(←ずっと言ってますが…)



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~ Comment ~

No title 

お、またまた気になる終わり方~!

何が問題だったんだろうか・・・。
なんか異世界のお話と、現実的なところとが混じっていて面白いよね!
私、好きだわー。このお話。

No title 

*せいちゃん
ありがとうございますー☆
いや。内情をばらしてしまうと、
一気に終わらす根気が無いので
(ある程度長さ書かないとキリが良くならないから…)
ちびちび書いて引っ張ってるだけです(汗)
もう実は残ってるストーリーはほぼありません(笑)
どう〆ようかなってウロウロしてるだけ(笑)
もうちょっとだけお付き合い下さいませ☆
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