『千段』

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みじかいおはなし
ジョージョーと鳥(旧作)[完結]


『ジョージョーと鳥・1』 (みじかいおはなし・旧作)

2008.10.20  *Edit 


 待ち合わせ場所はいつもの公園だった。その公園は、都会らしい、いかにも狭くて小さな公園なのだが、その狭い空間いっぱいに緑があふれて、雨上がりなんかには濃い緑の匂いがする。約束の時間に5分ほど送れて到着すると、ジョージョーはまだ来ていなかった。来ないつもりかもしれない。そう思って、そして私は、そのことに自分があまりにも落ち込んでいるのでびっくりした。
 とにかく少し待ってみようと、いつものベンチに腰を下ろす。藤棚のしたのベンチは、木漏れ日と適度な風でとてもさわやかで気持ちがいい。
 そういえば、ジョージョーと初めて会ったのもここだった。


 そのころ、私は失恋で落ち込んでいて、大学を休んでアパートにこもっていた。長いこと付き合っていた彼氏に振られたショックで、色々なパワーが落ちてしまい、学校に行って人と接して気を遣うのが、普段はなんでもないそんなことがすごく煩わしかったのだ。
 でもそうやって一日一人で部屋にいると、日が暮れるころには無性に人恋しくなる。気を遣わなくていい、煩わしくない、お布団みたいな適度な温もり――一番欲しいそれはもう、失われてしまったのだけれど、せめて誰かの近くで泣きたくて、夕方になると毎日この、家から一番近い公園にやろつてきては、ここのベンチでずっとないていた。猫の額ほどの公園、隅の隅っこのこのベンチは、藤棚と椿の木が目隠しになってくれて、人目を気にすることなく、それでいて人の気配を感じながら泣くことが出来た。




2に続く。



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蔵出し小説第一弾です。
これは…大学生の時に課題で書いたシロモノです。
ってことは多分10年かそれ以上前ですね…
びっくりするくらい今とあんま文体が変わっていないのと、
それにしても可哀想なくらい下手ですが、
もうなんか直してるときっとアップ出来ないので
もうこのままどんどんあげていきます(っていうほど長くないですが)
今にもまして未熟な文章をお楽しみください☆



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