『千段』

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みじかいおはなし
かえるのうた[連載中]


『かえるのうた・1』(みじかいおはなし)

2010.02.08  *Edit 


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 かえるのミドリとケロリはちょっと早起きし過ぎてしまって、世の中はまだ冬だったので、困ってどうしようかと考えた。だって全然眠くないのだ。へんな時間に起きてしまうとこれだから困る。外に出て行ったらすぐに冷凍かえるになってしまうに決まっているけど、土の中はただ起きているにはあまりに退屈だ。

「しりとりでもしようかミドリ」
「そんなことしたら余計眠れなくなるんじゃないかなケロリ」
「それにしたって、これじゃあ僕は暇すぎて死んでしまうよミドリ」
「人間はこういうときに羊を数えるんだぜケロリ」

 そうして二匹はひつじが一匹、ひつじが二匹、と数え始めたけれど、十匹まで行かないうちにわからなくなってまた最初からやり直しになってしまうので、一向に眠くなりそうになかった。なにしろかえるは指が折れないので、たくさんな数はかぞえられないのだ。

「僕はいよいよ死んでしまうよミドリ」
「退屈ではかえるは死なないぜケロリ」
「そんなことわからないさ。うさぎは寂しいと死ぬそうだし、猫は退屈だと死ぬそうだぜミドリ」
「僕らは猫じゃないぞケロリ」
「ああもう僕こんなに青くなってきたよミドリ」
「僕らは元から青いぜケロリ」

 しばらくはそうやってどうでも良いような会話をしていたけれども、ケロリはとうとうしびれを切らして立ち上がった。

「いよいよ駄目だよミドリ。僕ぁこれには我慢ならない。僕ぁこの世界を探検するよ」
「何を言い出すんだいケロリ」
「僕はこの地球の一番下まで潜ってみるよミドリ」
「そんなこと出来る訳ないよケロリ」
「やってみなきゃわからないさミドリ」

 退屈しきったケロリは、無鉄砲な勢いのままに、どんどん下へと穴を掘り進め始めた。ミドリは真っ暗なあなぐらの中で、その様子を感じ取って、どうしたものかと頭を抱えた。この穴は、寒くもなく、かと言って春になっても迷子にならない程度に、適度な深さでもって掘られているのだ。あんまり深くまで潜ってしまえば、春が来たって出られなくなって、即身成仏かえるになってしまう。それに、ねずみやへびや他の動物の住んでいる穴にぶつかってしまわないとも限らない。
 でも、だからと言ってケロリを一人で行かせてしまうのもあまりにも心配だったものだから、ミドリも結局、ケロリを下へ下へと追いかけて行く事にした。


***

…すみません超ノープランです…
一話完結にしようと思ったんですが眠いので続きます…(←いい加減)



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