『千段』

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詩色々


『君と手を』(詩)

2017.03.29  *Edit 

 花が咲いて、散るまでの、
 ほんのつかの間。
 月が沈んで、日が昇るまでの、
 たったそれだけのあいだ。
 僕たちは、手を繋いだ。

 その、ほんの、
 いくばくかの時間を。

 鼓動を重ねて。
 名前を呼んで。
 まなざしを交わして。
 体温を分け合って。

 それは、なんて、
 せつない、
 あたたかい、
 いとおしい、
 やさしい、
 幸福な約束だったことだろう。

 どこに行ってもいい、
 何をしたって構わない、
 そんなルールの世界の中で、
 僕の手は君と繋がった。
 だいすきだよってぎゅっと握ると、
 だいすきだよって握り返してくれた。


 ああ、ねえ、
 花が咲いて散るまでのあいだ、
 月が沈んで日が昇るまでのあいだ、
 どんなふうに世界が輝いたか。
 僕はずっと覚えていようと思う。

 だいすきだよって心臓が鳴る。
 鐘の音みたいに世界に響いて、
 はるかな余韻が空気に溶ける。
 この鼓動が、君と僕の過ごした時間の、消えない、証になるだろう。
 だから。


 花が咲いて、散るまでの、
 ほんのつかの間。
 月が沈んで、日が昇るまでの、
 たったそれだけのあいだ。
 僕たちは、手を繋いだ。

 それは、まるで、
 まばたきのような、刹那の時間だけれど、

 鼓動を重ねた。
 名前を呼んだ。
 まなざしを交わした。
 体温を分け合った。

 そのすべては、
 僕の心臓に刻まれていて、
 だいすきだよって鳴り続けるから、
 僕がここにいる限り、
 そのすべてが永遠。




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